フリーウェイ経理Pro 導入事例〜小林会計事務所様〜

2000年に税理士登録と同時に開業しました。現在は同じく税理士である主人と、もう1人の親族スタッフを加えた3名体制で運営しています。

事務所の運営方針は、「お客様に寄り添い、温かみのある対応を行うこと」。大手事務所では行き届きにくい細やかなフォローや、一人ひとりの背景に寄り添った柔軟な支援を心がけています。顧問先は法人・個人を合わせて数十社程度に絞り、夫婦で無理なく対応できる範囲を守ることで、じっくりとお客様に向き合える体制を維持しています。

―現在の会計システムのご活用状況を教えてください。

現在は、会計業務のすべてをフリーウェイ経理Proで行っており、他社製品との併用はしていません。

顧問先版については、法人顧問先の約2割が利用中です。個人の顧問先でも数名が利用しており、いずれも非常に便利に活用されています。

―フリーウェイ経理Proを導入したきっかけを教えてください。

開業当初は、以前の勤務先で使用していた他社製品の導入も検討しましたが、初期費用が高額で、顧問先数がまだ少ない段階では負担が大きく、採用は見送りました。コストと事務所規模のバランスを考慮し、より現実的な選択肢として出会ったのが、フリーウェイ経理Proの前身である「標準財務会計」でした。

標準財務会計を長年にわたり利用し、提供終了のタイミングで、自然な流れでフリーウェイ経理Proへ移行しました。コストパフォーマンスの高さに加え、クラウドで顧問先とデータをやり取りできる利便性も決め手となり、現在に至るまで継続利用しています。

―他の会計ソフトとの違いをどのように感じていらっしゃいますか？

まずコストの面でフリーウェイ経理Proが優れていると感じます。長年変わらない価格の手頃さは、安心して長く使い続けられるポイントです。

使いやすさの面でも、他社製品との違いは明確です。例えば、一度月の処理を締めてしまうと修正が難しく、逆仕訳を打つしかなくなってしまうシステムもあります。フリーウェイ経理Proは確定後でも柔軟に修正でき、業務負担を大きく軽減してくれます。こうした柔軟性が、日々の実務を支えてくれています。

毎年、税理士会でさまざまな会計ソフトの紹介を受ける機会があります。新しい機能や便利そうな点に惹かれることもありますが、機能とコストのバランスの良さを考えると、やはりフリーウェイ経理Proを使い続けるのが最良だと感じます。

―クラウド機能が利用できるようになり、業務への影響はいかがですか？

クラウド化により、業務効率は飛躍的に向上しました。以前は事務所・顧問先のそれぞれに会計データを保持していた為、メールやUSBメモリでのデータのやり取りが必要でした。しかし顧問先訪問の際にUSBメモリを持参し忘れたり、保存した会計データのうちどのデータが最新なのか分からなくなったり、誤って上書きしてしまったりといったトラブルが少なくありませんでした。

現在は常に最新データを共有して作業できます。お客様が入力作業中の場合は「入力できません」と画面に表示されるため、データの不整合を防ぎ、最新の状態を維持することができます。その間、事務所側ではデータの閲覧や印刷ができる点も便利です。

また地方にスタッフがいる場合でも、現地でデータを入力してもらえれば、クラウド上でデータ共有ができますので、事務所側ですぐに最新データを確認できます。場所を問わず業務が進められるため、全国規模での対応も現実的になりました。 こうした柔軟性は、クラウドならではの大きな利点だと感じています。

―付箋機能も愛用してくださっているそうですね。

付箋機能は、お客様との情報共有に欠かせない存在です。訪問前に「必ず確認したい」という箇所に付箋を貼っておけば、訪問先でシステムを開く際に漏れなく確認できます。

お客様側でも、毎月の入力項目や「先生に見てもらいたい」部分に付箋を付けていただけるため、事務所でデータを確認する際に一目で状況を把握できます。メールで細かいやり取りをしなくても済むため、双方にとって効率的で、安心して使える機能です。

―サポート体制についてはいかがですか？

営業担当の方がとても頼りになるので、その存在が大きな安心につながっています。ちょっとした疑問や不明点もすぐに相談でき、システムの操作はもちろん、細かな運用の工夫まで理解してもらえているので、とても心強く感じています。

大手企業の場合、担当者が頻繁に入れ替わることも少なくありません。その点、同じ担当者が長く伴走してくれることで、システムに限らず幅広い相談ができ、安心して使い続けられる環境が整っています。

―どのような事務所にフリーウェイ経理Proをおすすめしますか？

開業したばかりの方や、小規模で運営されている事務所に特におすすめしたいシステムです。

一つは、コストパフォーマンスの高さです。導入・運用の負担が少なく、長期的に安心して使い続けられる価格設定が魅力です。新規開業時から導入しても、事務所経営に過度な負担をかけずに運用できます。

もう一つは、顧問先との連携のしやすさです。お客様自身に入力していただくことで、自社の財務状況を理解するきっかけとなり、事務所と顧問先が一緒に成長できる関係を築けます。クラウド機能で入力内容を即時に共有でき、付箋機能で確認事項や依頼内容を簡単にやり取りできるため、必要なときに柔軟かつお客様の状況に寄り添ったサポートが可能です。このようなシステム環境は、小規模事務所の強みを最大限に発揮させてくれます。