お客様の声

「乗り換えの不安」を「安心」に変えてくれた、使い慣れた操作感と導入の軽さ

野末和彦税理士事務所様に、フリーウェイ経理Proを導入した経緯とその効果についてお話を伺いました。

野末和彦税理士事務所

本事例の概要

長年愛用していたクラウド会計システムの提供終了をきっかけに、新たな選択肢を模索した野末和彦税理士事務所様。後継として提案された会計システムを一度導入してみたものの、操作性や業務との相性に課題を感じ、再検討の末にたどり着いたのがフリーウェイ経理Pro。

なぜフリーウェイ経理Proは、事務所の業務に違和感なく馴染んだのか。複数の候補を比較検討する中で導入を決めた理由、実際の移行プロセス、そして顧問先への展開状況について詳しく伺いました。


野末和彦税理士事務所様について

2012年に静岡県浜松市で開業しました。事務所理念として「社員とその家族を幸せにする」「お客様の成長と安定に貢献する」「地域社会への貢献」の3本柱を掲げています。日々の業務を通じて、関わるすべての方々の豊かさを支えることを大切にしています。現在は3名体制で事務所を運営しています。

移行前のシステムに近い操作感が、職員と顧問先の負担を軽減

— フリーウェイ経理Proを導入した背景を教えてください。

これまで長年使っていたメインの会計システムが、ベンダーの事業変更によりサービス終了となることが決まり、会計システムの見直しを迫られました。

長年使い慣れたシステムがなくなるのは不安でしたが、まずはベンダー推奨の後継システムを導入してみることにしました。しかし、実際に使ってみると、期待とは裏腹に壁にぶつかってしまったのです。一部の顧問先でもすでに利用していたことから、事務所でもスムーズに運用できるだろうと考えていたのですが、いざ本格的に使ってみると、当事務所の業務とは合わず、操作に苦戦しました。具体的には、仕訳入力の流れや補助科目の扱いが従来と大きく異なり、入力のたびに迷うことがありました。

また、顧問先にとっても操作のハードルが高く、実際に使いこなすのが難しそうだと感じることが多くありました。実際に「慣れるまでに時間がかかりそう」という不安の声も挙がりました。

こうした背景から、職員とも相談し、「よりシンプルで直感的に使える製品を検討しよう」という方針に切り替えました。

その後、いくつかの他のクラウド型会計システムを比較検討していた際に、インターネット検索からフリーウェイ経理Proに出会いました。「以前、名前を聞いたことがあるな」と思い出しながら詳細を調べてみると、画面の見た目や操作感が利用していたシステムに非常に近く、「これなら違和感なく移行できそうだ」と感じました。

実際に試してみたところ、当事務所にとって過不足のない機能が揃っており、操作もシンプル。職員も短時間で使い方を理解でき、顧問先に説明する際も「これなら大丈夫そうだ」とすぐに感覚をつかめるレベルでした。操作に慣れるなどの導入のハードルが一気に低くなり、これなら顧問先にも提案しやすいと感じ、最終的にフリーウェイ経理Proの導入を決めました。

— 導入時に重視したポイントは?

導入にあたって最も重視したのは、「これまで使用していたシステムに近い操作感があること」でした。

業務効率を落とさず、顧問先への負担もできるだけ少なくしたいという思いがあり、画面の見た目や操作の流れに違和感がないことを第一に考えていました。

過去に検討したシステムの中には、豊富な機能が備わっている一方で、日常的に使う部分が複雑になりすぎているものもありました。小規模な事務所にとっては、操作の煩雑さや余計なコストが大きな負担になります。必要なものを確実に備えつつ、無理なく運用できることが欠かせない条件でした。

その点、フリーウェイ経理Proは「ちょうどいい」機能感でした。必要なものがしっかり備わっていて、操作もシンプル。メニュー画面や操作方法が同じため顧問先への操作指導サポートも最小限で済み、導入後の定着もスムーズでした。業務に必要な機能を無理なく使えるという点が、最終的な決め手になりました。

野末和彦税理士事務所

サーバー設置・訪問対応が不要。自分たちのペースで導入

— 他のツールとの比較検討された際のお話をお伺いさせてください。

他の国産会計システムベンダー様にも、実際に何度もご訪問いただき、丁寧にご説明を受けました。

いずれも魅力的な製品でしたが、当事務所は比較的コンパクトな規模ということもあり、サーバー設置や頻繁な訪問対応といったサポート体制については、「少しオーバースペックかもしれない」と感じる場面もありました。

サーバー設置型のシステムでは、専用機器の導入や保守にかかるコスト・スペースの確保が課題となります。小規模事務所にとっては、そこまでの投資や維持管理は現実的ではなく、導入へのハードルになりかねません。さらに、頻繁な訪問サポートは安心材料になる一方で、日常業務の合間に時間を割かれる点が負担になると感じました。

その点、フリーウェイ経理Proは、サーバー設置や過剰な営業対応といった物理的な負担がなく、当事務所の規模や運用スタイルにちょうどよくフィットしていました。大がかりな準備が必要なく、必要なときに自分たちのペースで導入を進められる点も、大きな安心感につながりました。

手厚いサポートで初期の不安もスムーズに解消

初回は、自事務所の会計データを使ってテストしながら移行作業を進めました。最初は操作に不安もありましたが、営業の方にメールで細かく質問をしたり、サポートセンターの方にリモートで丁寧にフォローいただくうちに、少しずつ手順にも慣れていきました。

特に、勘定科目や補助科目の編集作業は最初こそ戸惑いましたが、サポート担当者が一つひとつ丁寧に説明してくれたことで、安心して進めることができました。 最初の数件は時間を要しましたが、3社分ほどのデータを移行するうちに、エラーが出ても原因が感覚的につかめるようになり、今では特に問題なく対応できています。現在は10社分の設定を終え、順次移行を進めている段階です。

顧問先もスムーズに導入。画面共有でサポート負担も軽減

— 顧問先版ソフトも既にご導入を進めていらっしゃいますね。

はい。導入から1ヶ月ほどですが、すでに10社ほどの顧問先が使い始めています。

導入時の反応も良好で、「前より動作が速くて見やすい」「画面が変わっていないようで安心した」といった声も寄せられており、スムーズに導入が進んでいます。

顧問先の中には、会計システムの操作に不安を持っていた方もいましたが、実際に触れてみると「これなら前と同じ感覚で使える」と前向きな感想をいただきました。仕訳入力と出納帳入力の切り替えも直感的に行えるため、研修やマニュアルを必要とせず導入できた点は大きなメリットです。

また、事務所と顧問先がまったく同じ画面を共有できるため、「見えている画面が違う」といったすれ違いがなくなり、サポートの負担が軽くなったことも実感しています。

人材不足や業務効率化の必要性を感じている会計事務所におすすめ

— 他の事務所様におすすめできるポイントはありますか?

人材不足や業務効率化の必要性を感じている会計事務所にとって、クラウド型の会計システムは、これからの大きな選択肢になると感じています。

私自身、以前は訪問型の監査業務を重視する事務所に勤めていた経験があり、巡回監査の意義や価値も十分に理解しています。ただ現在のように、「お客様と直接お会いしなくても、画面共有を通じて解決できる」体制には、現代ならではの大きなメリットを感じています。

特に、創業間もない顧問先や少人数で事業を営む顧問先にとっては、税理士とのやり取りに過度な時間を取られることなく、本業に専念できる点が大きなメリットとなります。会計処理を効率化することで、事務所としても限られた人員で多くの顧客をサポートできるようになり、双方にとって大きなメリットがあります。

新しい業務スタイルを模索する中で、無理なく、それでいて確実に使えるツールとして、フリーウェイ経理Proは非常にバランスの取れた選択肢だと思います。

本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

※ 野末和彦税理士事務所様のホームページ

※ 取材日時 2025年7月