先代からのシステムから脱却!フリーウェイ経理で実現した「コスト10分の1」と「顧問先支援の強化」
田中泰税理士事務所様に、フリーウェイ経理Proを導入した経緯とその効果についてお話を伺いました。

本事例の概要
田中泰税理士事務所様について
2009年に神奈川県小田原市で開業しました。現在は私とスタッフ4名で業務を行っています。顧問先は神奈川県・東京都が中心ですが、兵庫県・淡路島のお客様ともご縁があり、拠点のある小田原を中心に対応しています。不動産関係に強いのが私どもの一つの強みです。「お客様の発展を総合的に支援すること」を大切にしながら、「信頼と安心」をテーマに、日々業務に取り組んでいます。
不満の引き金となったのは「高額な費用」と「サポートへの不満」
―現在の会計システムのご活用状況を教えてください。
現在は会計データの移行期間中で、約3分の1がフリーウェイ経理Proへのデータ移行を完了しており、残りの3分の2が従来の会計システムという割合で併用しています。従来の会計システムは5年ごとの更新が必要なため、次回の更新までに可能な限りフリーウェイ経理Proへの移行を進める予定です。
―フリーウェイ経理Proを導入した経緯を教えてください。
大きなきっかけは経費の見直しです。先代から50年以上にわたり、会計と税務が一体の会計システムを使い続けてきました。長年使っていたため愛着がありましたが、5年ごとにかかる更新費用に加え、専用機やサーバーの導入・維持にも大きなコストがかかる点が課題でした。
また、20年ほど前に税理士業界で顧問料の自由化が行われ、各事務所が自由に料金を設定できるようになりました。その結果、価格競争が進み、従来のような顧問料をいただくのが難しくなってきました。
お客様にはこれまでと変わらない価格で価値を提供したいという思いがあります。一方で、国からは毎年のように「賃金を上げてほしい」と要請されます。削減できるコストはどこかと考えたときに、会計システムなどのシステム関連費用が挙がりました。
もう一つのきっかけは、これまで使っていた専用機メーカーのサポート体制に変化があったことです。以前は、担当者が定期的に事務所とコンタクトを取ってくれていたのですが、最近は直接話をする機会も少なくなり、サポートに物足りなさを感じるようになりました。また電話サポートには利用回数の制限があり、それを超えると〇分〇円というような有料対応でした。いざ問い合わせたいタイミングでは、電話がなかなか繋がらず、待っているうちに別の業務に取りかかってしまい、何を聞きたかったのか忘れてしまう、ということもありました。
そうした小さな不便や不満が積み重なった結果、コストを抑え、サポート体制の整った会計システムへ切り替えを検討することにしました。
会計データの互換性の高さと手厚いサポートでデータ移行はスムーズに
―フリーウェイ経理Proを選んだ理由を教えてください。
一番の決め手は会計データの互換性の高さです。
知り合いの税理士事務所がフリーウェイ経理Proを使っており、フリーウェイ経理Proへ切り替える前の専用機メーカーも一緒だったので、話を聞いてみることにしました。すると、「特に不自由なく使えているし、安心して移行できるよ」と教えてくれました。その言葉に背中を押され、すぐにフリーウェイ経理Pro導入の問い合わせをしました。
営業の方にデモをしていただいた際、コンバート作業における互換性の高さや、導入後の流れについて丁寧に説明していただきました。話を聞くうちに、これなら安心して切り替えられそうだと感じ、まずは体験版を試してみることにしました。
実際に操作してみると、これまで使っていた会計ソフトと操作感が非常に近く、違和感なく使えることが分かりました。他社のソフトもいくつか試してみましたが、互換性や移行のしやすさの点で、最も信頼できると感じたのがフリーウェイ経理Proでした。
―会計データの移行作業は順調に進んでいますか?
想像していたよりもだいぶ早く移行が進んでおり、驚いています。
フリーウェイ経理Proの担当者は、不明点や不安な点を丁寧にヒアリングし、わかりやすく説明してくれます。サポートも手厚く、マニュアルもとてもわかりやすいです。
最初はコンバート作業時のエラーの原因がわからず、戸惑うこともありました。ただ、問い合わせを通じて原因が判明すれば、以降はスムーズに作業を進めることができました。
操作に慣れてくると、専用機からのデータ出力からフリーウェイ経理Proへのインポートまで、1会計期間あたりおおよそ2分で完了します。さらに、専用機側への出力も数秒程度で変換できるため、現在は大きな問題もなく、順調に移行作業が進んでいます。
使い慣れた会計システムからの移行に、最初は不安を感じるスタッフもいました。しかし実際に使ってみると、操作感はこれまでとほとんど変わらないため、スタッフも違和感なく使えています。
コストは10分の1に。削減分はスタッフと顧問先に還元
―フリーウェイ経理Proを導入いただいてから、どんな点にご満足いただいていますか?
まずはコストを大きく削減できました。これまで使用していた会計システムは、5年ごとに更新が必要で、そのたびに海外高級車が買えるほどの費用がかかっていました。フリーウェイ経理Proの導入により、現在は、専用機を3台契約更新せず、2台まで減らしました。まだ完全に移行は終わっていませんが、現時点でも大幅なコスト削減につながっています。フリーウェイ経理Proに完全移行できれば、会計システムにかかるコストをおよそ10分の1まで抑えられる見込みです。
会計システムにかかる費用を抑えられた分は、従業員に還元していきたいです。スタッフのモチベーションが上がることで、結果的に顧問先へのサービス向上にもつながると考えています。
また、使い勝手の面でも満足しています。これまでの会計システムはマウス操作が必要なことも多く、画面をクリックする手間がありました。一方、フリーウェイ経理ProはExcelに近い感覚で使え、キーボードだけでメニューを切り替えられるほか、ショートカットキーも豊富に備わっています。
さらに、検索機能も気に入っています。従来の会計システムでは完全に一致した金額でないとヒットしませんでしたが、フリーウェイ経理Proでは「0〜100,000」などの金額幅を指定しても検索できるため、作業効率が格段に上がりました。
使い慣れている専用機のシステムと操作性はほとんど変わらず、むしろ使いやすくなった部分が多いです。
顧問先満足度も向上。事務所と顧問先の操作画面が同じなのでサポートも的確に
―フリーウェイ経理Proの顧問先版はご利用されていますか?
はい。これまで他社の顧問先用ソフトを使っていたお客様には、期限切れのタイミングでフリーウェイ経理Proの顧問先版をご提案しています。従来の顧問先用ソフトは定期的な値上げがあったため、コスト面でもフリーウェイ経理Proはご提案しやすいです。
移行されたお客様の中に、以前のソフトで「摘要マスタの登録内容が雑多になってしまい、入力時に意図しない摘要が入力されてしまう」ということに悩まれていた方がいました。フリーウェイ経理Proへの切り替えをきっかけに、摘要マスタの内容を見直すことができました。結果として「以前より使いやすくなった」とお声をいただいています。
これまでのところ、顧問先から会計ソフトの切り替えに対してご不満やご心配の声は届いていません。今後もフリーウェイ経理Proの顧問先版を順次ご提案していきたいと考えています。
―フリーウェイ経理Proの顧問先版を導入したことで、顧問先とのやりとりに変化はありましたか?
クラウド管理機能により、やりとりがスムーズになりました。これまで使っていた専用機はクラウド型ではなかったため、顧問先が入力したデータをメールで送ってもらい事務所で取り込み、決算後にデータを返すという手間がありました。また、事務所と顧問先で使用する画面が異なるため、顧問先から質問を受けても状況を把握しづらく、対応に時間がかかることがありました。
フリーウェイ経理Proはクラウド上でデータを共有できるので、データの受け渡しは不要になりました。その上、事務所と顧問先の操作画面が同じなので、お客様がどこでお困りかがすぐに把握できるようになりました。より的確でスピーディーなサポートが可能になりました。

大切なのは高機能より「使える機能」。失敗しない会計ソフト選びのポイント
―最後に、会計ソフトの切り替えを検討している事務所に向けて、会計ソフトを選ぶ上でのアドバイスをお願いします。
フリーウェイ経理Proは、シンプルで使いやすく、実用性とコストパフォーマンスを兼ね備えた製品だと感じています。
機能が豊富な会計システムは多くあります。しかし実際には、必要のない機能が多く、使いこなせなかったり、かえって操作が複雑になることもあります。「使えない便利機能」がいくらあっても、結局は宝の持ち腐れです。
だからこそ、会計システムを選ぶ際には、機能の多さではなく、「自分たちの業務に必要な機能がしっかり備わっているか」を基準に選ぶことが大切です。可能であればお試し版を使ってみて、使用感を確かめてから導入するのがおすすめです。