フリーウェイ経理Pro 導入事例 - 田中光一税理士事務所
田中光一税理士事務所様に、フリーウェイ経理Pro(以下:フリーウェイ)を導入した経緯と、その効果についてお話を伺いました。

田中光一税理士事務所様について
私の事務所は、昭和63年4月に創業し、相模原を拠点に活動しています。従業員3名の少数精鋭体制で、お客様は相模原近隣の方が多く、地域に根ざした支援を行っています。
面談はできるだけ対面で行っています。何気ない会話からお客様のお困りごとを知ることが多いからです。お客様とのコミュニケーションを大切に、長く深い関係を築いていくことを心がけています。
ミスが起きにくい体制を整えるためには、人任せにせず、自分が見渡せる範囲で仕事をすることが大切だと考え、「健康第一で無理をしないこと」を意識しています。
長年使っていた会計ソフトがサービス終了へ
―フリーウェイを導入した経緯を教えてください。
もともと使っていた会計ソフトがサービス終了となったことがきっかけです。 税務まで一貫して対応できるクラウド型会計ソフトを長年使用していましたが、2026年にサービスが終了することが決まりました。
代替ソフトのデモ版を試したところ、これまでの操作感と大きく異なり、使いづらさを感じました。そこで、ほかの会計ソフトを探し始めました。
達人シリーズと連携、移行しやすさ、コストが決め手
―最終的にフリーウェイを選んだ理由を教えてください。
まずは、フリーウェイが税務ソフト「達人シリーズ」と連携できたことです。会計ソフトを決める前から、税務ソフトは「達人シリーズ」を使うと決めていました。達人シリーズの会社から「連携するならフリーウェイが良いですよ」と勧められ、フリーウェイのことを知りました。調べてみると創業35年の実績があるとわかりました。私の周りにもフリーウェイを使っている税理士が複数いたこともあり、安心して使えそうだと感じました。
会計事務所向けに特化したソフトであること、他社からのデータ移行と勘定科目コードのカスタマイズが可能なことも魅力的でした。初期費用はかかりますが、その分月々の料金が抑えられて契約期間の縛りや更新費用もない。長く使えば使うほどお得だと感じたのも大きなポイントで、導入を決めました。
リモートサポートでスムーズにデータ移行
ー会計データの移行作業は順調に進んでいますか?
最初は勘定科目コードのカスタマイズやマスタ登録に手間取りましたが、フリーウェイのリモートサポートが活用できたことが良かったです。画面共有しながらオペレーターの方に直接質問できるので、マニュアルではわかりづらい部分も安心して進められました。
データを5社分ほど移すうちにコツがつかめ、今ではスムーズに活用できています。徐々に移行を進め、2025年の夏前には全データを完全にフリーウェイに統一できる予定です。

クラウド×ローカル保存で万が一の時も安心、操作画面がシンプル
―フリーウェイを導入いただいてから、どんな点にご満足いただいていますか?
大きいのはクラウドとパソコン両方にデータを保存できる点です。一般的なクラウドソフトは契約が終わればデータを見られなくなるものが多いですよね。少し前に知り合いの税理士が亡くなったとき、「もし自分が突然亡くなったり、会計ソフトの契約が切れたら、お客様の大切なデータはどうなるのだろう」と考えたことがありました。フリーウェイならローカルにも保存できるので、そのような不測の事態でもデータが消えない安心感があります。
パソコンにもデータを保存できるので、必要なときに確認できます。さらに、クラウド型なのにソフトをPCにインストールして使う仕組みなので、ネット環境に左右されず、いつでもスムーズに入力ができ、画面の切り替えもストレスフリーです。
操作画面がシンプルで、ガイド表示が一覧で出るのが助かります。以前はプルダウンで選択しなければならず、スクロールが面倒で手入力することも多かったのですが、フリーウェイでは一覧表示がされるため、スクロールの手間もなく、迷わず入力できます。
また、操作画面を分割できるのも便利です。分割表示で、帳票を見ながらの仕訳入力や残高チェックが一度にでき、作業効率が上がりました。文字サイズを大きく設定できるのもスタッフに好評です。
ー税務ソフト達人シリーズとの連携はいかがでしょうか?
一昨日、初めて連携を試したばかりですが、驚くほどスムーズでした。最初にフリーウェイで使う科目と、達人シリーズ側の科目を突き合わせる手間はありますが、一度設定してしまえば、新しい科目を追加しない限り問題なく使えそうです。
税務まで一貫して対応できるソフトは便利ですが、その分コストも高くなりがちです。費用対効果を考えると、フリーウェイと達人シリーズを組み合わせることで、コストを抑えつつ効率的に不自由なく使えるのが良いですね。
「違和感なく使える操作感」がポイント
―最後に、会計ソフトの切り替えを検討している事務所に向けて、会計ソフトを選ぶ上でのアドバイスをお願いします。
会計ソフトを切り替える際は、コストとこれまでと同じ感覚で違和感なく使えることが重要だと考えています。
①会計データの移行が簡単、②使い慣れた勘定科目コードをそのまま使える、③直感的にわかりやすい入力画面といった点が整っていれば、移行作業の負担を最小限に抑えられます。
移行作業自体は会計事務所やお客様にとって、直接的なメリットにはなりません。だからこそ、スムーズに移行できる会計ソフトを選ぶことで、業務の負担を最小限に抑えられるでしょう。
また、自計化を進めるのであれば、お客様が入力方法を選べることも重要です。フリーウェイのように出納帳入力と仕訳入力の両方に対応していれば、簿記の知識がない方でも扱いやすく、お客様にとってもメリットになります。
多機能な会計ソフトが必ずしも最適とは限りません。一見便利そうに見えますが、日常業務では、フリーウェイのようにシンプルで直感的にわかる操作性があるソフトの方が使いやすさを実感できるのではないでしょうか。