お客様の声

フリーウェイ経理Pro 導入事例 - 多摩総合税理士事務所

多摩総合税理士事務所様に、フリーウェイ経理Pro(以下:フリーウェイ)を導入した経緯と、その効果についてお話を伺いました。

多摩総合税理士事務所様

多摩総合税理士事務所様について

当事務所は、2017年12月に設立した八王子にある税理士事務所です。企業様の税務・会計にまつわるサポートをはじめ、八王子市を中心に関東近郊にお住まいの方に向けた、相続に関するご相談もお受けしています。現在は法人と個人を合わせて、約110件のお客様のサポートを担っています。

「クラウド型」「低価格」「使いやすさ」…フリーウェイは3つの要件を満たしていた

―フリーウェイを導入した経緯を教えてください。

開業当初は、他社の会計ソフトを使っていました。クラウド型で会計と税務が一体になっていて使い勝手は良かったものの、大幅な料金改定があり、価格が倍になってしまいました。開業したばかりで資金に余裕がなかったこともあり、「もう少しコストを抑えたクラウド型ソフトを使いたい」と思ったのが、乗り換えを検討することになったきっかけでした。

新たな会計ソフトを探し始める際には、これまで使っていたものと同じクラウド型であることと、価格面を重視していました。いくつか候補となる会計ソフトを見つけ、体験版を使ってみたところ、「クラウド型」「低価格」に加え、「使いやすさ」も重視したいと考えるようになりました。というのも、当時は会計初心者のスタッフがいたこともあり、未経験でも扱えるものが良いと考えたからです。

最終的に、上記の3条件を満たすソフトとしてたどり着いたのが、フリーウェイでした。フリーウェイは直感的に扱えるソフトであり、初心者のスタッフも問題なく使えていたことが決め手となりました。

―クラウド型に絞って会計ソフトを探されていたとのことですが、その理由は何でしょうか?

独立する前の事務所では、クラウド型ではない会計ソフトを使用していました。サーバーを導入してデータを管理するものだったのですが、初期費用として必要なサーバー導入費が何百万円もかかるものだったため、個人でサーバーを用意するのはコスト的に難しいと考えていたのです。

さらに、パソコン上にデータを保存しておく不安感もありました。もしパソコンを紛失したり破損してしまった場合、データ紛失やセキュリティ侵害などのリスクが生じてしまいます。クラウド型であれば、高額なサーバーを購入する必要がないですし、データもクラウド上に保存されるためリスクも少ないと思い、クラウド型にこだわって会計ソフトを探していました。

多摩総合税理士事務所様2

未経験者でも安心!直感的に使えて、サポートも万全

―フリーウェイを導入いただいてから便利だと感じる点はどこですか?

1.シンプルで使いやすい機能

一番は操作画面がシンプルでわかりやすく、使いやすいことです。何社か別の会計ソフトを体験で使ってみましたが、機能がたくさんあるものの、どこをクリックすれば何が使えるのかがわかりにくい印象でした。

一方で、フリーウェイはログイン後に表示されるメニューのカテゴリーがわかりやすく、また各ボタンが大きくて視認しやすい作りとなっています。私自身はもちろんのこと、会計ソフトを使ったことがないスタッフも直感的に使うことができています。

2.手厚いサポート

困った時には、カスタマーサポートに電話すれば丁寧なサポートを受けられるのも嬉しいです。もちろん操作方法のマニュアルも整っていますが、業務が忙しくて調べる時間がない時もあります。そんな時にも電話で即座に確認できるので、助かっています。よく活用させていただいていますよ。

3.常にスムーズな操作感

会計ソフトによっては、インターネットの状況やソフトの処理遅延が原因となりスムーズに数値を入力できない時があります。しかしフリーウェイは、ソフトをパソコンにインストールした上で、データの保存はクラウド上となっています。そのため、常にスピーディーに使えており、ストレスなく作業ができています。インストール型とクラウド型の良い点を兼ね備えているのが魅力ですね。

4.定期的な情報提供

経理に関する最新情報を、事務所のサイトで配信できるような形で提供いただけるのも、良い点の一つだと実感しています。直近だと、多くの方が気になるであろうインボイスの情報が配信されていたので、当事務所のサイトにも掲載させていただきました。お客様にとって有益な情報をタイムリーに発信できるのは良いですね。

タイムリーな業績確認のためにも、顧問先版の導入がおすすめ

―多摩総合税理士事務所様では、顧問先の約半数がフリーウェイをご利用くださっているとのことです。顧問先にはどのようなタイミングでフリーウェイをお勧めいただいているのでしょうか?

以前使っていた会計ソフトは、操作が少し複雑だったこともあり、率先してお客様にご提案することはありませんでした。しかし、フリーウェイは難しい操作もなく、会計未経験者でも簡単に入力作業ができるソフトです。そのため、お客様にとっても使いやすいソフトだと思い、新規で顧問契約する際にはフリーウェイの導入をご提案するようにしています。

―導入したお客様から、使用感についてお声をいただくことはありますか?

顧問先版を導入いただいたお客様には、現金出納帳での入力をご案内しています。お客様も使いこなしているのか、特段難しいといった声を聞くことはないですね。

記帳代行も引き受けていますが、個人的には、タイムリーに会社の業績を確認するためにお客様ご自身で記帳された方が良いと考えています。その点フリーウェイは簡単に入力できるため、自計化しやすいといった面からも、今後も顧問先版の導入をご提案していきたいです。

―顧問先版を導入いただくことでどのようなメリットを感じていますか?

お客様により良いご提案ができる時間が増える点が大きなメリットです。月次監査など、どうしても短い時間で行わなければいけないため、監査報告だけで終わってしまうこともあります。

しかし、顧問先版の導入で、会計業務を自計化いただくと、空いた時間を活用して、新たなご提案を行えるのが良いです。お客様にとって良いことなのはもちろん、事務所としても入力に要する人員確保もしなくて済みます。

また、お客様が困ったときに、税理士が同じ画面を見ながらサポートできる点も、大きなメリットですね。他の会計ソフトは、顧問先と事務所側で操作画面が異なったり、一方の機能が制限されていたりするものもあります。その場合、顧問先から質問を受けた際には、顧問先用のソフトの知識も必要になります。

その点、フリーウェイの顧問先版は事務所で使うものと機能や画面がほぼ一緒なので、お客様へ操作の案内もしやすいですよ。

毎日使うものだからこそ、使いやすさが一番

銀行・クレジットカード明細連携で入力時間を短縮。顧問先により価値あるサービス提供を

―銀行・クレジットカード明細連携について、現在の導入状況を教えてください。

現在、8件の顧問先に銀行・クレジットカード明細連携を導入いただいています。導入いただいた企業様の業種や規模に特別な傾向はなく、建設業、卸売業、サービス業など様々です。売上規模も5,000万円から3億円と幅広いですね。

共通しているのは、通帳やクレジットカードの取引が多く、仕訳の数が多いという点。1ヶ月で通帳の記帳が10ページを超えたり、クレジットカードの明細が10枚になったりするような顧問先には、銀行・クレジットカード明細連携を使っていただいています。

―どのようなタイミングで顧問先に銀行・クレジットカード明細連携の導入をご提案していますか?

自計化しているお客様には、通帳やクレジットカードの取引を自動で読み込めることで入力作業の時間が短縮されること、AIが仕訳してくれることで人為的なミスが減ることをメリットにあげて導入を勧めています。

記帳代行しているお客様には、「入力作業が大変なので導入させてください」とこちらからお願いすることもあります。

―銀行・クレジットカード明細連携を導入するためには、顧問先自身でマネーツリーの登録をしていただく必要がありますよね。その対応をご不安に思われるお客様はいますか?

今のところ、マネーツリーの登録や銀行・クレジットカード明細連携との連携方法がわからない、あるいは困難だといった声は寄せられていません。導入時に基本的な使い方を説明するだけで、すぐに操作方法を理解いただけています。

銀行口座の登録は何ヶ月かに1度確認作業が必要ですが、クレジットカードは1回登録いただければ半永久的に使えます。ですので、マネーツリーの登録や連携はそこまでお客様に手間のかかる作業ではないと思いますよ。それよりも、銀行・クレジットカード明細連携を導入いただくことの方がメリットが大きいです。

―銀行・クレジットカード明細連携導入のメリットはどのような点でしょうか。また、導入することで、どのような変化を感じていますか?

何よりもデータ入力にかける時間を短縮できます。

先日お客様より1年分の領収書や請求書、約2,000枚をいただきました。通常であれば入力作業に2日ほどかかるのですが、銀行・クレジットカード明細連携を活用したことで、なんと2時間で入力作業が完了しました。おかげさまで手の疲れもありません。

さらに、入力作業の時間が大幅に短縮されたことで、顧問先への新たなご提案に時間を費やせるようになりました。

近年、税理士事務所の二極化が進み、大規模な税理士法人と、少人数で運営している個人事務所に分かれつつあります。我々のような小規模事務所が大手と価格で競争するのは難しい。だからこそ、付加価値を付けることが重要です。銀行・クレジットカード明細連携は、付加価値を生み出すための時間創出に一役買ってくれています。

顧問先からも「経理業務の時間が短縮され、他の業務に時間を割けるようになった」という声をいただいています。タイムリーな業績把握が可能になることも、メリットの1つですね。

―今後も銀行・クレジットカード明細連携の導入を推進されるのでしょうか?

はい、今後も積極的に進めていく予定です。現在は顧問契約をいただいているお客様に絞って提案していますが、今後は確定申告業務のみをお受けしているお客様にも提案していこうと考えています。

この背景には、インボイス制度の開始などにより税理士の作業量が増加していることがあります。これまでと同じ料金体系での対応が難しくなっている一方で、価格を大幅に上げるのも心苦しいのが現状です。

そこで、銀行・クレジットカード明細連携の導入により、入力作業を効率化し、価格を抑えつつサービスの質を維持することを目指しています。

また、お客様にとっても、銀行・クレジットカード明細連携を導入することで大きなメリットがあります。記帳代行を依頼しているお客様であれば会計事務所に払うコストを抑えられ、自計化しているお客様であればデータ入力に費やす時間を大幅に削減できます。

お客様と私たち税理士事務所、双方の経営の効率化とコスト最適化のためにも、積極的に銀行・クレジットカード明細連携を活用していきたいです。

毎日使うものだからこそ、使いやすさが一番

―会計ソフトの導入を検討している会計事務所にむけて、伝えたいことはありますか?

会計事務所にとって、会計ソフトは毎日使う身近なものです。そのため、使いやすさが一番大切だと思います。規模が小さい事務所の場合は、従業員が増えた時に、手取り足取り会計ソフトの使い方を教えることは時間的にも難しいでしょう。はじめからシンプルでわかりやすい会計ソフトであれば、指導にかかる時間も効率化できます。

また、なるべくコストを抑えて会計ソフトを導入したい方は、基本的には追加費用がかからない買い切りの会計ソフトが良いのではないでしょうか。フリーウェイは保管するデータの数が増えても基本的に追加費用が発生しません。価格が気になる方にとっても、安心して利用できます。

本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

※ 多摩総合税理士事務所様のホームページ

※ 取材日時 2023年6月、2024年7月