フリーウェイ経理Pro 導入事例 - 河並税務会計事務所
河並税務会計事務所について
―御社の概要について教えてください。
河並:当事務所は昭和54年6月に開業しまして、今年で43年になりました。お客様は地元である三鷹市や小金井市、東村山市などの企業様が多く、仕訳や税務申告などの業務を行っています。
フリーウェイの利用状況について
―御社では、フリーウェイをどのように活用していますか?
河並:会計処理に関しては現在お取引しているお客様のうち90%以上がフリーウェイを使用しています。基本的には「お客様が使いやすい会計ソフトを使ってください」という姿勢なのですが、お客様が会計ソフトにこだわりが無い場合はフリーウェイをおすすめしています。
フリーウェイを導入した理由
―フリーウェイを導入した経緯について教えてください。
河並:フリーウェイを導入する前は、20年ほど会計専用機を使用していました。当時はフロッピーディスクでデータを保管していたのですが、どうしてもお客様とデータのやり取りをする際に試行錯誤する必要がありました。その時に「会計専用機ではなく、パソコンを利用した双方向でチェックできる体制を整える必要があるな」と感じたことを覚えています。
さらに、当時は国税電子申告・納税システム「e-Tax」も話題にあがってきたこともあり、電子申告に適した税務申告ソフトであるNTTデータの達人シリーズを導入することに決めました。同時に、達人シリーズと相性が良い会計ソフトを探していたのですが、その時にデータ通信協同組合さんから「達人と連動の相性のいい会計ソフト」としてフリーウェイを紹介していただきました。
―フリーウェイ導入の決め手は何でしたか?
河並:先ほども少しお話ししましたが、お客様のニーズに合わせてデータを処理するにあたり、クラウド上で双方の仕訳状況を共有できることが決め手でした。もしお客様の入力したデータが間違っていたらすぐに対応できるので、本当に便利だなと感じています。
また、導入当時は消費税が変わった時期でもあったのですが、税制度が変わることによる煩雑なアップデート作業が必要ない点も決め手になりました。
―他社の会計ソフトと比べて、フリーウェイが便利だと感じる点はどこですか?
河並:以前使用していた会計専用機は起動するときや情報をチェックする際に時間がかかっており、ストレスを感じていました。フリーウェイはデータ入力やチェックの際に待ち時間が無く、サクサク進められる点が良いですね。
さらに、データを入力するうえでも、どのように進めたらいいのかがわかりやすいです。例えば、「預貯金のデータを入力したから、次はこのデータを入力しよう」といったことをイメージしやすいですね。導入していただいたお客様がフリーウェイの操作に短期間で慣れてくれるので、シンプルで操作性が良いと感じています。
今後の展開について
―御社の今後の展開について教えてください。
河並:これからもお客様の立場に立って最適な提案をしていきたいと思います。例えば、相続の場合は100人のお客様がいたら100通りの相続の方法があります。さまざまな選択肢の中からどの方法が一番費用を抑えられるかなど、お客様の希望に寄り添った提案をしたいですね。
また、私は40年以上税理士という仕事に携わってきまして、今年の5月には三鷹市の業務もまかされています。今後は税理士業務で培ってきたノウハウや経験をもとに、次の世代に何を教えられるのかを考えていきたいです。
フリーウェイへの期待
―フリーウェイに対する、今後の期待をお聞かせください。
河並:時代に取り残されないようなシステムを作ってほしいと思います。今の時代は、お客様によって求めるものが多岐にわたります。ひとつの枠にとらわれないようなシステムを作ってほしいですね。
会計ソフトの導入を検討中の方へのメッセージ
―これから会計ソフトを導入しようと検討している会計事務所にむけて、お伝えしたいことはありますか?
河並:新しい会計ソフトを導入する際には「従来の会計ソフトに慣れていた職員たちに納得してもらえるかどうか」が重要だと思います。私の場合は、フリーウェイを導入する前と後でどのくらいコストが違うのか、どのくらい作業がスムーズになるのかを丁寧に説明して職員たちに納得してもらいました。長く続いている会計事務所ほど職員が従来の会計ソフトに慣れている傾向が強いので、「どのように説明したら納得してもらえるか」は考える必要があると思います。
また、開業して間もないころは資金繰りの関係で思うように初期投資できないかもしれません。開業時に多額の費用を使うと回収するのが大変ですので、会計ソフト等の導入費用を抑えてスモールスタートを心がけたほうが良いのではないでしょうか。
※取材:2022年6月9日