お客様の声

フリーウェイ経理Pro 導入事例 - 椎名伸一税理士事務所

椎名伸一税理士事務所の椎名 伸一さまに、フリーウェイ経理Pro(以下:フリーウェイ)を導入した経緯と、その効果についてお話を伺いました。

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椎名伸一税理士事務所について

―御社の概要について教えてください。

小さな企業にとって経理のすべてをデジタル化することはあまり現実的ではありません。デジタル化の為の人材を確保することもままなりません。私は「アナログ的な部分をあえて残すことで、中小企業の自計化がスムーズに進む」と考え、顧問先にそのノウハウを提供してきました。

帳簿整理の8~9割はルーティンワークです。やっかいなことに、それらは煩雑で整理に時間がかかります。この部分を大幅に合理化して、帳簿整理の時間を劇的に短縮したい。これが私どもの願いです。そのために大きな武器となってくれるのが、フリーウェイです。当事務所では、フリーウェイを120%使いこなすノウハウを提供していきます。

顧問先はベンチャー企業から老舗企業までさまざまです。全体の9割は既存の顧問先からのご紹介です。


フリーウェイを、メインの会計ソフトとして活用

―御社では、フリーウェイをどのように活用していますか?

例をあげますと、今期の決算が固まれば来期の予定納税額もおのずと把握できます。この情報を決算と同時に翌期の会計データに登録します。顧問先は会計データ(帳簿)さえ開けば「いつ、何の税金が、いくら落ちるのか」の情報を得られます。
ダイレクト納付を選択していただければこちらでその時期に申告、納付情報の登録も完了させています。

そのためにはクラウド上で管理できる会計ソフト、フリーウェイの利用が必須です。他社会計ソフトを利用している新規の顧問先にも積極的にフリーウェイの導入を勧めています。
他社会計ソフトの導入理由を尋ねてみるとこれだ、と思って導入した例は少なく何となくという場合がほとんどです。使い方も自己流で不便を感じている方が多く、使い方、ノウハウをきちんとお伝えすることでほとんどの方が切り換えてくれます。

ただ、「どうしても他社の会計ソフトを使いたい」という顧問先もいらっしゃいます。その場合はフリーウェイの他社データ変換システムを活用しています。スムーズに変換でき、また顧問先の会計ソフトにお戻しするのも簡単でとても助かっています。

―フリーウェイを利用している期間はどのくらいですか?

フリーウェイジャパンさんは創立当初「ひまわり」という会計ソフトを販売していました。その頃からなのでもう20年以上になります。おそらく今フリーウェイを利用している会計事務所のなかでは、私が一番古いユーザーではないかと思います。

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フリーウェイを導入した理由

―フリーウェイを導入した経緯について教えてください。

フリーウェイの前はオフコンを使っていました。3年ほどで入れ替えないと取り残されてしまうような感覚に襲われてしまいます。そこでその都度入れ替えていたのです、結構な費用がかかりました。そういった状況下でWindows 3がリリースされ「これからはパソコンの時代が来る」と確信しました。

それからパソコンで使える会計ソフトを調べていて、先ほどお話しした「ひまわり」の存在を知りました。

―フリーウェイ導入の決め手について教えてください。

何よりも、会計事務所にも顧問先にも導入しやすい価格だったことです。大きな武器を手に入れた、そう思いました。

もうひとつは、好奇心です。当時はパソコンで使える会計ソフトは「ひまわり」しかありませんでしたが、画期的だと感じました。「これを使ってみたい」という気持ちから導入に踏み切りました。

―フリーウェイの使用感はいかがですか?

使用感、とてもいいです。直感的にこう動くのではないか、に反応してくれる設計がとても新鮮でした。昭和の人間はマニュアルを丹念に読み込むという習慣がありません。(私だけかもしれませんが)
会計事務所でやることと顧問先でやること、これを明確にしてあげることで顧問先に迷いがなくなります。

先ほどお話した税金の処理もそうですが、会計事務所側で「車輛購入」といった減価償却関係の処理、毎月決まった金額が発生する借入金の返済やリース料等といったデータの処理を決算まで作成してしまいます。家賃もこの日に振り込む、というデータを作ってしまえば、顧問先は会計データを見ながら振り込みをするようになります。遅れたり忘れたりすることがなくなります。

また、電話代や水道光熱費といった項目も、金額は入れずにデータを登録しておきます。これらのルーティンワークを会計事務所が担当することで、顧問先は売掛金、買掛金の管理に集中できます。

例えば買掛金の場合、請求書が届いたら買掛金の計上と翌月支払時のデータをセットで登録し、それから請求書をバインダー等に綴じるように説明しています。毎月の支払が20日ならば、その20日の会計データを見ながら振込処理ができます。
販売管理、仕入管理等のソフトをうまく使いこなせなくてもこの程度ならすぐに管理できるようになります。

ある程度仕訳を作っておくことで顧問先の自動化意識が高まり、自分自身で資金の状況を把握できるようになります。クラウドで管理できるフリーウェイの導入することでそれが実現できる訳で、好印象な使用感を持っています。

―フリーウェイを利用する前と後で、業務の仕方が変わった点はありますか?

クラウド型の会計ソフトなので、事務所にいるときはもちろん顧問先や移動中など、場所を選ばずにいつでも入力された内容をチェックできることがありがたいです。業務のスピードが格段に上がりました。

また、顧問先と会計データをリアルタイムで共有できるので、入力したデータにズレが発生しません。先ほどもお話した通り、顧問先にもフリーウェイの導入を勧めていますが、導入した顧問先からも「使いやすい」とおっしゃってくれています。

そして、紙に印刷しての試算表の提供等も今ではなくなりました。

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今後の展開

―御社の今後の展開について教えてください。

最近はさまざまな会計システムができて、自動化できる業務もどんどん増えてきました。もちろん、自動化できることは素晴らしいことですが、自動化させるまでの作業の中で顧問先が戸惑ってしまうことがあります。そのため、私はアナログ的な部分をあえて残しておくことも必要だと考えています。

先ほど、ある程度の仕訳はあらかじめ作っておくとお話ししましたが、これをもっと強化して、顧問先が成長していくためのサポートをしていきたいと思います。

フリーウェイへの期待

―フリーウェイに対する、今後の期待をお聞かせください。

会計データのコピーや貼り付けができるようになったらうれしいですね。

会計ソフトの導入を検討中の方へのメッセージ

―これから会計ソフトを導入しようと検討している会計事務所にむけて、お伝えしたいことはありますか?

どのような働き方をしたいのか、予算はいくらで考えているか、にもよりますがやはり場所を選ばずスピーディに会計データをチェックできるクラウド型の会計ソフトを選んであげたほうが良いと思います。

顧問先とのデータ共有がスムーズにできるというメリットもあるので、これから開業を考えている方や会計ソフトを変更しようと考えている方は、クラウド型の会計ソフトを是非検討してみてください。

椎名様、本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

※ 椎名伸一税理士事務所のホームページ

※ 取材日時 2020年11月